もう普通を目指さない!発達凸凹母が見た発達障害兄弟の生態

ADHD+ASDの息子2人との普通じゃない日常

発達障害関連本

今週のお題「読書の秋」

星の数ほどある発達障害関連本。

自分なりにカテゴリーに分けてみる。
親のために専門家が分かりやすく解説している解説書系、発達障害の子供を持つお母さんが、対策を教えてくれるハウツー系、発達障害本人が書いている自伝系、発達障害父母が発達障害の子供の歴史について書いているエッセイ系、専門家がしっかり書いている学術系、とそんなところか。

解説書系は、次男の発達障害が判明したころから、たくさん読んできた。まず最初に手をつけるカテゴリーだ。
そのなかでは、本田秀夫先生の、『自閉症スペクトラムの子のソーシャルスキルを育てる本 思春期編』『自閉症スペクトラムの子のソーシャルスキルを育てる本 幼児・小学生編』がいちばん役に立つようにおもう。小学生と中学生の大変さは全然違う。中学生は、とってもとっても大変だけど、その大変さが認知されていないのか、出版物はすごく少ない。

ハウツー系。何をかくそう、わたしは、ハウツーものがとても好きです。これは、発達障害の本に関してはというわけではなく、昔からだ。
斎藤薫さん他の美容本、ダイエット本、体操本などなど。『フランス人は服を10着しか持たない』シリーズなんてバイブルのように思っている。最近は勝間和代さんの本がお気に入り。
発達障害の本では、小林みやびさんの、『発達障害の子どもと上手に生き抜く74のヒント―保護者に役立つサバイバルブック〈小学生編〉』『発達障害の子を育てる58のヒント―気持ちがラクになる!先輩ママの体験アドバイス』が秀逸。現実的な困り事に対する方法を気取らずに教えてくれる。学校との関係などずいぶん助けられました。『らくらくかあさんシリーズ』もツールがたくさんあって素敵なんだけど、わたしにはまぶしすぎる。出来ない!!と劣等感のかたまりになってしまうのです。

自伝系。世界的にも有名な『自閉症の僕が跳びはねる理由』、これは著者さんの気持ちがわかって泣く。いつもひとりでいるからといって、ひとりが好きなわけじゃない。迷惑をかけないようにしていたら、そうなってしまう、とか。
あと『15歳のコーヒー屋さん 発達障害のぼくができることから ぼくにしかできないことへ』。お父さま、お母さまのこれまでの努力や本人のがんばりにこれも涙が出る。

エッセイ系。栗原類くんのお母さま栗原泉さんの本、『ブレない子育て』、菊地ユキさんの『発達障害で生まれてくれてありがとう シングルマザーがわが子を東大に入れるまで』とか。ふたりとも個性的でおもしろく、やっぱ発達障害の子供のお母さんは、凸凹さんだよなぁと思った次第です。
うん!!わかる!!そうなんだよね!!とおもってついつい泣いてしまう。

学術系。これもやっぱり本田秀夫先生。『自閉症スペクトラム 10人に1人が抱える「生きづらさ」の正体』などのSB新書のシリーズ。あと杉山登志郎先生の『発達障害の子どもたち』。杉山登志郎先生は、あいち小児保健医療総合センターに勤められていたことがある。長男が生まれたときから、腎臓の病気で定期的にここへ通っていたので、勝手に親近感をもっている。『ギフテッド 天才の育て方』も面白かった。
うちの子らは、ぜんぜんギフテッドでないけど。

こんな感じかな。