長男、次男のお金を盗む2
きのうのつづき。
通級の担当の先生にお電話でアドバイスを求めた。
「どうしてそんなことをしたの?」
と聞いてあげるのがいいとおもいます。とのこと。
あと、
「◯◯の部屋だけまだ探してないから、お母さん探してもいい?一緒に探して」と言って、部屋に入り探す、というのはどうですか?と提案。
どうしてそんなことをするのか?なぜ?
暴力行為があったときなど、そういう類いのことは、必ず今までも聞いている。
でもだからといって、今後繰り返さないなんてことないんだよなぁ。
そして、なおかつこれしか方法がないということもよく知っている。
夕飯後、おもむろに
「◯◯の部屋しかもうのこってないんだぁ、◯◯ちゃんのお財布ないか探してもいい?」
「はぁ?めんどくさいねん!!」
どの口が言うねん。
「ごめんやけど、おねがい、わたしがひとりで探すからさ」
と、本丸をさけて他の本棚とかからさがす。
「もしかしたら、◯◯ちゃんがお部屋に遊びにきたときにおいてきちゃってるかもしれんしさ」
「めんどくさいねん、うっといしいねん!」
はいはい。
「机の引き出しも開けていい??」
と聞きながら開ける。ここが本丸。
「この中も一応見ていい??」
と、スイッチのケースを開ける。
「あ、あったーーー、あるやん!!◯◯ちゃん、あったでー」
女優イケる?(笑)
「あ、中身入ってない!!なんでやろ?◯◯、知ってる?」
「え?しらん。」
「ほんとに?思い出してみて」
「あー、そういえば、借りた、かな」
お、出た。伝家の宝刀。「借りた」。
「◯◯ちゃんに言った?貸してっていったの?」
「言ったと思う」
「◯◯ちゃん、お兄ちゃんに貸してって言われた?」
「言われてへん」
「ちゃんと、貸して、いいよで、成立やから、片方が了承してないんやから、貸し借りは成立してないよね」
「うん」
とここらへんからしおらしくなってきた。
「そのお金どうしたん?」
「貯金した」
「銀行に?じゃあかえせるよね」
「銀行じゃなくてアマゾンに」
「じゃあアマゾンの残高見せて」
「もう使っちゃったから残高ない」
「じゃあそれはもう貯金じゃないよね」
「うん」
「何につかったん。アマゾンの購入履歴見せて」
観念してスマホを開き、アマゾンの履歴を見せてくれた。履歴がずらり。でも一番高価な買い物はアマゾンではなく別のサイトらしい。
アマゾンで購入しているのは、ほとんどが文具。おしゃれな筆箱(くるくるまくやつ)、おしゃれで重厚感のある木のシャーペン。
あと一番高価なのも木のシャーペン。なんと14000円!!
マジか。そんだけのお金あったら、家族が何日ごはん食べられるねん。焼き肉もたらふく食べられるわ。わたしもいい服買いたいわ。わたし、社会人になったとき、ステッドラーの1000円のシャーペン張り切って買って、それ今でも使ってるわ!!
まぁ今はこんなことをしかっているときではない。
自分の貯めた金で買うのならなんの問題もない。不正に入手した金で、買ったことだ。
しかも、
「どうするつもりやったん?」
「返そうと思ってた」
「どうやって?」
「お小遣いもらったら」
はぁ?お小遣いもらったやつこっそり返しとったら、またお小遣いなくなって、また次男の財布から盗るやん。自転車操業やな。
そもそも次男のお小遣い盗ったところで、14000円は捻出できなかった。残りは壁を建設したするときに、貯めたお年玉を銀行で20000円解約したが、その際にあまったお金を使ったようだ。余ったらまた貯金だよって言ったんだけどな。
(壁の建設については壁の建設の記事にかいた)
理由も聞き、怒り、叱り、諭し、いろいろした。でも一番辛いのが、こんだけやっても結局また同じことを繰り返すんだよなぁ。
ものごとの善悪も理解している。
失敗を繰り返したくない、母や弟に申し訳ないという気持ちもある。
しかし、ここ一番でこの理性たちをふっとばす凸凹さんの衝動性をなめてはいけない。
断言する。彼はまた同じことをする。