機関銃のように話す人たち
わたしの子供たちは、ふたりとも自分達の今興味を持っていることを機関銃のように話す。
こちらの反応はお構いなしだ。
今は長男はフォートナイト。新しいバージョンがアップロードされて、どこがどうなったとか、いろいろ教えくれる。すみません。いっぱい話してくれたけど全然覚えていない。前は陸地だったところが海になっちゃったとか。でも時間がたったからまた陸地に戻ってきたとか。云々。
次男は、ドラゴンボール。ドラゴンボールの話をしてると思ってたらいつのまにかドラクエやらマーベルの話に変わってることもある。油断禁物。
「うんうん、うんうん」
とは言ってはみるものの、あまりにも機関銃すぎて途中からなんの話をしているかもわからなくなる。
そして当たり前だが反応を見ずに話しているし、話し方もうまくないので、当然面白くない。申し訳ないが途中で飽きる。
間違いなくだめな反応だけど、
「わかった。わかったから。」
と言っちゃう。ごめんなさい。
変に合いの手入れたら、いつの間にか話が変わってて、
「いまそんな話してないけど。」
と言われる。すみません。わたしが悪かったです。ちゃんと聞いてなくて。だって置いていかれてるんだもん。
そして、彼らはきいてもらってるのが当然と思っているのか、自分が話すことにしか興味がないのか、
「ちゃんときいてる?」
と聞くことさえしない。
余裕のあるときは、
「それで?それで?」
とか
「ちょっと今のところわかんなかったからもう1回言って」
とか
「そうなんだ。おもしろいね。」
とか
「そんなこと知ってるんだ。すごいね。」
などと反応してみる。
が、終わりがない。結局このお話止めるボタンどっかにないかなと彼らの身体中を探してみるが、あるわけない。
そういえば、長男が小学校低学年くらいで、ポケモンにはまっていた頃、よくポケモンの種類と進化についてえんえんと話してくれた。
マイクラにはまっているときは、マイクラの素材や装置?について。
まだ彼の発達凸凹について、まったく知らなかった頃。
そして、
うわぁ、ぜんぜんおもんないけどどうしたらいいんやろと思っていた。
夫なんて、正直に
「ぜんっぜんおもんないねんけど」
と彼に直接言っていた。ほんとひどい親ですみません。
でもこちらの反応おかまいなしなんだもん。やっぱり会話はキャッチボールだよね。
まぁ最近は、彼らの特性がわかってきたので、少しは許容できるようになったし、もう少しゆっくりわかるように話してねとアドバイスできるようになった。興味をもってきいてあげることもできるようになった。まぁこちらに余裕のあるときだけだけど。
で、最近気づいた。夫も機関銃の人ということに。
大人なので、すこし相手の様子を見れるように機関銃がマイルドになっているが。
彼は忘れているだろうが、むかしは長男次男のように100%の機関銃だったのかもしれない。
ということで、成長につれすこしは相手の反応を見ることができるようになるのかな。