もう普通を目指さない!発達凸凹母が見た発達障害兄弟の生態

ADHD+ASDの息子2人との普通じゃない日常

同じ毎日の繰り返し

「宿題やろうね」

「えー、やだ」

「もうごはんだよ」

「動画みてるから無理」

「そろそろおふろはいりや」

「やだっっ!ゲームやってるとこやし」

「もう寝なあかんで」

「まだねーへんし」

あーあ、毎日毎日この繰り返し。
上に書いたのは、1回ずつだけど、ひとつのお願い事に対して、これを何回も何回もやる。

それも長男、次男とふたりぶん。
長男は、もっと口調が激しくなる。そして手が出る。

こんなことに疲れはて、ぐったりと寝てしまって、
「ママ、だいじょうぶー??」
と、心配してくれようとも。

長男に殴られて、頭が激痛で、長男が泣きながら、
「だいじょうぶ??ごめん??死なないでよー」
と、心配してくれようとも。

もう、こんなことしない。ママが泣くからもう2度としない!!と決意して、実際にもうしないなんてことはないのだ。
テレビやドラマに出てくる子供達のように。
イメージのしやすいステレオタイプな子供達のように。
あんなんうそやん。おとぎばなしやん。
それか、定型発達のこどもはほんとにあんなかんじなのかしらん。

翌日には、心配したことなどなかったように、おなじことの繰り返し。
君らの頭の中はどないなっとんねん。

いや確かにそのときは、もうしないと決意してるのかもしれない。でもまたいざとなったらやっちゃうのかなぁ?

きょうは、1回しか言ってないのに、宿題やってくれた!!とかそんなちっちゃい喜びを胸に寝る。

きょうは、何回言っても、宿題やらんかったけど、明日は、明日の風が吹くとばかりに小さな希望を抱いて寝る。

発達障害のこどもと暮らす毎日はそんな風。

ほっときゃいつか気づいてやるやろ。とか、ガミガミ言わん方が心配になってやるで。とか、定型発達の子供のお母さんは多分言う。

そりゃやってみたさ。でもほっといたらほっといたで、ほっとかれてほんとにそのままなのだ。
危機感なんてゼロ。
好きなことをやる集中力だけは格別だから、宿題もやらないで、お風呂も入らないで、明日の準備もしないで、ゲーム、動画、お絵かき。
寝落ち。朝起きてからなにもしていないことに気づいてパニック。
だからといって、次からはちゃんとしようなどとはまったく思わないのである。

もう一度言う。
君らの頭の中は、どないなっとんねん。