学校にいけない日がふえて
長男が学校にいけない日が増えて、とうとう中学校に発達障害のことをカミングアウトした。
そうじゃないと「たださぼっているだけの子」とレッテルを貼られ、評価がガタ落ちになったり、「家庭環境に問題のある子」と痛くもない腹を探られることにもなりかねない。
長男も了承してくれたので、早速学校に電話してGO!!
もちろん次男のような取扱説明書を作成しましたとも。
彼については、WISCの結果からワーキングメモリーと処理速度の部分が凹としているので、授業中の集中力がかけるところと宿題や板書ノートを的確にこなしていくことがむずかしいという点を中心に。
あと学校に通うということに相当な労力を費やしているので、週の後半になると疲れてしまって朝動けず、登校できないということも考えられること。
あと持ち物の間違いがあるかもしれませんということ。
そもそも学校に行きたくないというきっかけは、持ち物を間違えて叱責されたり、クラスメイトからからかわれたり、それを自分でも許せなかったことだった。なぜなら、長い休校期間で教科により、1年生の教科書を持ってこなければいけなかったり、2年生の教科書を持ってこなければいけなかったりと彼にとってはむずかしかった。
そしてどのような対策を学校と家庭でとれるかということを話し合った。
担任は20代の若い先生で、去年新卒でこの学校に来たばかりの方。
まじめだし、熱意もある。経験は少ないかもしれないが、発達障害なんて理解しようともしない頭のかたいおっさんよりは断然いい。
持ち物や宿題の提出に関しては、家庭でももちろんチェックするがそもそも何を出さないといけないかわかっていない、書くことに強いストレスを感じるせいで予定帳にメモもしてこないかもしれない。
と言うと、先生がメモをしているか提出日をわかっているかのチェックを必ずしますと請け負ってくれた。
学校を休んだり、宿題をこなせない、ということから生まれてくる評価の部分については、各教科担当で会議をして検討すると請け負ってくれた。
よしよし、なんか良い滑り出し。
まわりの理解が深まってくることで、本人も生きやすくなる。
特に彼は、処理速度やワーキングメモリー以外の部分の言語理解、知覚推理の分野が凸となっているから、能力の高い部分で他を補い、全体として問題のなさそうな生徒におもわれやすい。
逆に言うと、勉強もできるしかしこそうなのになんで???さぼってんのか??となりがち。
まわりまわって、まわりの生徒や先生たちの理解力があがり、能力をあげていくことを助けてるんじゃないかなー、なんて。
めざせインクルーシブな社会!!