次男と一緒にお出掛けしたくなくなる理由2
次男と一緒にお出掛けしたくなくなる理由はまだある。
衝動性。
行きたい方に衝動的にとびだす。
興味があるものに飛びつく。
ADHDの子供には、あるあるな特性。
車から降りると、回りを見ずに目的のお店に駆け込む。車にひかれそうになる。人とぶつかる。
建物から出るとき、車が来ないか確認せずに、道路にとびだす。車にひかれそうになる。
ヒヤッとすることの連続。
歩道がない道路を次男と2人で歩いていると、後ろから車が徐行して進んでくる。
私たちは脇によけてとまる。
車は徐行のまま進もうとする。
するとあろうことか次男が車の前にとび出る。
車はブレーキを踏んでとまってくれる。
慌てて次男を引き戻す。
すみませんすみませんと何度も頭を下げる。
運転者は肝を冷やしたことだろう。
こういうこともあった。
なぜ出ていくんだろう。車が気になるのか、おどけたいのか。衝動性が止まらない。
なので、極力歩道のある道路を通る。
迷子になりかけることもよくある。
見失うことがものすごく不安である。
じゃあ見失わないように首根っこ捕まえとけと言われるかもしれないが、感覚過敏で触られていることを嫌がるので、どこかをつかんでいても、すぐ振り払われて、その一瞬の隙で飛び出していくのだ。
小学生は、早い!!
追いかけっこになる。必死でおいつく。
こんな風に下手に常に捕まえておこうとすると、振りほどいて逃げられる。結果的に面倒。
目に入る場所で泳がせておくのが一番有効。
まぁ見失っても大体は、彼が興味を持っているものの前に張り付いていたりするので、すぐ見つかるのだか。
彼はうどんが好きなので、フードコートの丸亀製麺に並ぶことがある。
並んでいるときに飽きてどこかへ行ってしまう。
目で見えるところにいるなら、放っておくが、遠くに行ってしまわないかとヒヤヒヤする。
迷子になった猫が、なわばりの主に追い立てられてどんどん遠くに行ってしまい、帰れなくなっちゃうように、衝動的に気になるもの、見たいものを追いかけて少しずつ移動し、もともといた場所に帰れなくなっちゃわないかと。
だからあんまりお出掛けしたくなくなるのだ。