次男と犬山城
犬山駅でどうやったら犬山城へ行けるのか聞いてみた。
犬山駅から犬山城まで交通手段はタクシー以外ないらしい。
コミュニティバスが走っているのだが、この時期はやっていませんとは言われた。
歩くと20分くらいはかかるみたいだ。
どうしよう?
「行く?」
と聞いてみたら、
「うん!行く!!」
と言う。
わかってんのかなぁ?いっぱい歩かなきゃいけないんだよ。普段学校と習い事へ行く以外、ほとんど外に出ない次男。すでにモンキーセンターで相当歩いている。
行けるのか?
と思うが、今日はモンキーセンターが楽しく、お昼ごはんも初めてな感じのものを食べ、興奮度MAXの状態。
だから、行けそう!!行ける!!という感じがするのだろう。
歩きだす。遠いなぁ。暑いし。
でも城下町?城から伸びる一直線の道に入ったとたん、すごい人、人、人。
え?犬山城ってこんなに人気のあるところだったっけ?
まぁでも、道の両側にお店がたくさん並んでいて、見てるだけで飽きずに歩けるようになった。
途中すこし腰を下ろして休憩する。
鮎の塩焼きを売っている店に長蛇の列。
それも若者が多い。
鮎の塩焼きってそんなに食べたいかなぁ?
お腹がはち切れそうなくらいシャツのボタンがパンパンな人いる。
そんな人々の観察をして次男と話していると、
「ほんまや!!お腹パンパンや!!ボタン飛びそう、あの人!!」
「鮎なんて並んでまで食べたいか?」
と、おっきい声で言う。
凸凹さんは、こういうことも大きい声でいいがち。
ええと、こういう話はちょっとヒソヒソ声で言った方がいいかなぁ。
とは思うものの、そういうこと教えるのってなんか後ろめたい。
そんな気がするのはわたしだけかしら?
大きい声で言われてもヒソヒソ言われても、言われてる人は良い気はしないよねぇ。
でも全然知らない人だし、こういうシチュエーションって実際よくある。今後のことも考え、小さい声で言うように言えば良い?
逆に大声で言って、正々堂々としていて良いのか?
なんか迷う。
とにかく休憩を終え、いざ犬山城へ。
城がまだまったく見えないところに、入場門と入場券買うとこある。
天守にあがるのに、60分だってー。
「どうする?60分まつ?」
昔9年前(スマホの写真をみてわかった)きたときはこんなじゃなかったんだけどな。
なんか人気になったようだ。
「うーん、どうしよっかなー」
「今日はやめとこか、また来れるし」
「でも外からは見たい」
という。だよねぇ。せっかくきたし外観だけでいいから近くでみたいよねぇ。
なのに外からみるだけでも入場券がいるらしい。なんかあこぎな気もするが、どこでもそうか。
『障がい者手帳をお持ちの方は窓口へ』
と書いてある。
次男の手帳を見せると、無料で二人分のチケットがもらえた。
お、やったぁ。
手帳を取得することの是非はあろうが、ここではスルーします。
外観を見られるところで椅子に座ってゆっくり鑑賞した。
また今度天守にのぼろうね。